受講生の声

速読で「本をたくさん読むことで、物質の本質を掴めた」
M.N.さん(男性)
本を沢山読むことで、物事の本質を掴めた
速読をやって何が良かったのかって、今回スピーチをお願いされたので考えてみました。 まず一つは沢山本を読めるってのは素晴らしいんですね。速読ですから沢山本を読めるんですよ。何が素晴らしいかっていうと、普通の人は、例えば特殊な分野のことを知ろうとすると、だいたい二冊くらいの本を読んで、分かった気になっちゃうんです。速読をすると、その分野の事を知るために、僕の場合、たぶん 30から40冊読むわけです。すると、全然見方が違ってくるんです。だからエッセンスというか本質がすごく見えてくる。たった一つか二つの説で、知ったかぶりする人と、何冊も読んでみて、その中の本質を捉えた人と全然違ってくるわけです。会社の中でもすごく役に立ってまして、ある事に対して見方がすごくしっかりしてきています。これは速読をやって、沢山本を読んだことによって自分が得たものかなと思っています。

リラックスの大切さ
それと、ここに来て、先生方からリラックスとか自然体とか、もうイヤという程皆さんも言われてると思うんですが、僕もそうだったんですね。なんでそこまで言われるのかなって思って、それについて書いてある本は、ありとあらゆる本を読みました。端は仏教からヨガ、スポーツ選手の本、古武道等、いろんな本を読みました。そこで見つけたのはやっぱりリラックス。どの宗教もどの武道も、すべて言ってることはリラックス。自然体。これを5万字/分くらいの時に本を読みまして、すごく感じるところがありました。 力を抜くってことを普段やっていないんですね。実際は抜いてるつもりでも、温泉でリラックスしてるつもりでも、体から全然力が抜けていなかった。5万字/分か3万字/分くらいの時に力を抜くって意識してやった時に初めて、違う次元の感じがあったんですよ。本を読んだことと符合して、自分で納得して先に進めたことがとてもよかったと思ってます。 ですから、速読で沢山本読むってことは素晴らしいことだし、プラス、自然体とかリラックスして物事に向かうっていうのは、本当に素晴らしいですね。これはすべてに共通している話なので、僕は速読というのは、ただ単に速く読むということが目的ではなくて、実はこれを体験することが目的なのかなと思いました。
自分の中で変わってきたこと
44才・会社員 T.H.さん(男性)
集中力の持続
自分の中で変わってきているところは、集中の持続力が伸びてきています。これは確実に、また自信を持って上がってきています。たとえば、資格試験の勉強などをしようとするときに、昔であれば参考書の一章ではなく、一節を読むごとに、「は~~」ってタバコに手が伸びて、休憩していたんですよ(笑)。それが今ではかなりのペースで進めることができます。自分の好きなことはある程度集中は出せたんですが、小説なんかでも、今までの集中よりは確実に長く持続していますし、質が高いと実感しています。

自然に行動に
性格的なことでいうと、基本的には自分は優しい性格だと思っているんですが(笑)、それが行動で出てこないんですね。たとえば、電車にのっていて、自分は座っていて、そこにおばあさんが乗ってくるという状況で、昔は心の中で「あぁ~、代わってあげたいな」と思っても、照れがあって代わることができなかったんですね。それが知らぬ間にスッと立って席を譲ったりしているんですよ。また、駅で手が不自由な方がいて、切符を改札に入れづらそうにしていたところを、照れやためらいが全くなく、「入れますよ」と自然に行動に移っています。今までだったら一歩引いていたところが、そう思う以前に、ある程度行動に出てきています。こんなところが自分が変わってきているなと感じるところです。

3回本を読む
読書に関係することでは、阿川弘之の小説の中で、『米内光政』という本があって、その中で米内光政が「人の書いた本は3回読みなさい」という趣旨のことを自分の子供に言っているんですよ。昔であれば「え~、3回なんて、勘弁してくれよ」(笑)という感じでした。わからない本や難しい本なんて3回も読む気が起こらないですよね。1回読んだら、それでそのまま置いておくという状態だったんですね。それがついこの前なんですけど、山本七平の『小林秀雄の流儀』というのをたまたま買って読んでいたんですよ。1回目に、読んだときはなんとなくわかるような気がするんだけど、「う~ん」という感じだったんですね。それが速読で集中の持続がついたことと、速く読めるから時間をそれほどかけずに読めることによって、3回読んでみたんです。かなり難しいなと感じた本でも、「なるほどこういうことか」という腑に落ちる部分がでてきたんです。こういうことは速読をやる以前にはないことで、教室に通って得たことだと思います。
速読で「論文も速く読める!」
Y.S.さん(男性)
論文も速く読める
速読10万字/分を超えて、何が変わったかというと、僕の中では、理解力というのがすごく変わったんじゃないかと思ってます。速読を始める前と、10万字/分を超えた後を比べてみますと、例えば、本を1ページ読んでも、前は2回3回と読み直すことが多かったんですね。ところが今は、すっと1回読んで、それが頭にすっと入ってくる。あんまり後戻りしなくて済むようになったというのが一番大きいですね。あっち行ったり、こっち行ったりっていうことが、ゼロという程じゃないんですけども、ほとんど無くなってきた。それに加えて眼の訓練をしてるわけですから、当然、全体的に読む速度も速くなる。それが一番良かったと思ってます。職業柄、私はいろいろな本を読んだり、論文を読んだりすることが多いんで、その時にも速く本が読めるということで、非常に感謝しております。

ヒアリングもアップ
また、友人にイギリス人がいまして、英会話をやっていますが、ヒアリングの能力なんかもすごく上がりました。速読を始める前は、2、3年やっていても良くわからないことがあったんですけれど、今は、その友人と話してる時もそうですし、あるいはテレビでインタビューなんかが出てくると、以前に比べてヒアリング能力が上がってるということを実感しております。 本を読むにしても、専門書なら半日もあれば、120から130ページ、時には150ページくらいを90%以上で読めるということもありますので、本当に良かったなと思っています。
速読で「力を抜く練習を続けるうちに、力が抜けた状態が習慣に」
21才・学生 Y.I.さん(男性) 
速読の誤解
まず、速読ほど誤解されやすいものはないと思います。「訓練しても速く読めない」、「やみくもに訓練すればなんとかなる」と思っている人が結構いるのではないでしょうか。これらは全くの誤解です。 僕も力ずくで訓練したり、気を上げることがよくありました。中でも失敗していたのは、丹田呼吸です。「お腹の下の方で呼吸して」と言われますが、それができなかったんですよ。「なぜできないのだろう」と自分で頭を使って、体を使って考えました。お腹はお腹でも違う所を動かしてしまうかもしれないし、余計な力が入っているかもしれない。それで、まずは「力を抜く」ことから始めました。

力を抜く
この「力を抜く」ことを続けていると、自分の意識と体のバランスが良くないことに気づきました。だから、思うようにお腹の下の方で呼吸ができなかったんです。それに気づいてからは「もっと力を抜こう、もっとリラックスしよう」と心掛けました。「こうなったら、お腹よりもっと下に位置する足で呼吸をしよう」と思い、練習しました。バイト中も立ちながら、「足で呼吸する」ことを意識しつづけました。朝起きても、気が上がってはいけないなと思い、肩を下げるよう心掛けました。また顔に力が入っていたら、授業中によくやる「眉間を意識して、そこから力を抜く」など、自分で自分をチェックしながら、「力を抜く練習」をしていました。

コンディション作り
講師の方からも、「よく気が上がる」ことについてのアドバイスが、一番多かったように思います。自分一人では気づきにくい部分のやり方が違っていたんですね。ずっと「力を抜く練習」を続けているうちに、だんだん力が抜けた状態が長続きするようになって、気づいたらそれが習慣になっていました。 この習慣を土台にして、速読をする時の意識と体のコンディションを自分で作り上げようと考えました。「速読の訓練をするぞ!」と堅く構えてしまうと、僕は全然やる気が起きてこないんですよ(笑)。だから、普段歩きながら力が抜けていることを確認したり、読書以外でも何かを見るときに姿勢が決まっているかなとか、お腹で呼吸ができているかなとか、顔から力が抜けてリラックスしているかなとか、その時できる良い状態を常に心掛けました。さりげなくやっていれば、周りの人にもばれないだろうな~と思って(笑)。これを続けていたら、良いコンディションが毎日続くようになってきました。

2ヶ月で600冊!
良いコンディションが続くようになったころ、気づいたらいつの間にか記録がどんどん伸びていきました。授業で練習したことの確認を読書で繰り返しました。本当に身に付いているのかどうかを確認することも必要だと思ったからです。1日10冊読めば、2ヶ月で600冊になりますよね。1日10冊をコンスタントに続けていたら、気がつくと自分が読書中毒になっていました。昔の自分からは想像もできないので、自分で本当にビックリしています。

周りの人には秘密にしていた
生活の中にどんどん練習を取り入れていったわけですが、速読をやっていることは周りの人に話していなかったんですよ。ちょうど夏休み明けに、友達が「おまえ、最近どんどん変わってくるけど、どうしたの?」って言うんですよ。それで、僕は「いや、別に何もないよ」と(笑)。「ひと夏の出来事が心を変えたのかな」なんて冗談を言ってました(笑)。以前から「オレって、バカだな~」と思っていたんですけど、周りの反応などからもそういった印象がなくなってきて、何事に対しても自信をもてるようになりました。
速読で「目標は年間300冊!!」
Y.S.さん(男性)
本を読まない人だと言われていました…。
友達から私は本を読まない人だとバカにされていまして、その友達は、1日1冊読んだとか言うんですね。どうせ簡単な本なんじゃないか?とも思ったんですが、その頃の私と言えば1年に10冊も読まず、読んでも5冊位で、読み始めるとすぐに疲れる人だったんです。で、「どうやったら速く読めるの?」ってその友達に聞いたら、「これは20数年培ったものだから、真似できないよ」と、言われて。畜生!と思っていたちょうどそういう時期にここをみつけたんで、見返してやる! みたいな気持ちもあり、そういうのも速読を始めたきっかけのひとつでした。

今は1日1冊ペース
最初ここに来たときに凄いバシャバシャめくっている人がいて、この人は何者なのか??って思いました(笑)。本当に見えてるの?さくらじゃないの?って思ったんですが、本やビデオを観た感じでは筋道通っているなあと思いまして。それにさくらにしては格好いいし、もしあのペースで読めれば凄いことだなあと思って、それでこちらに入会しました。で、現在に至っていますが、今は図書館でハードカバーの本を借りて、平均1日1冊のペースで読んでいます。調子が良かったり、時間があるときは2~3冊読みます。今は1日1冊ペースなので今年1年で300冊以上読めればいいなと思っています。
すぐに集中でき、それを持続できるようになりました。
スピーチということで、速読による変化をみなさんに話さなきゃいけないと思って、この前友達に聞いたんですよ、何か俺最近変わってない?って。そうしたら、「何か変わったの?」と言われて。変わったんだよ、分かるだろ!って言ったら、「分かった、今日髭剃ってないでしょ」って。いや、そういうんじゃなくて…。と、その時たまたまその友達が本を持っていたので、その本読んでやるよって言って、パッともらって20分位で読んだんです。「遊民爺さん」という簡単な本なんですが。そうしたら「本当に読んだの?」と言うので、じゃあ質問していいよ、と言って質問に答えたら、「えっ読んだことあったのとか」と言われて。今初めて読んだんだよ、って言いながら内容も説明したら、やっと凄いんだなというのが分かってもらえましたが、自分としては目つきが変わったと思っていたのですが、自分が思っていたほどではなかったみたいです(笑)。
でも自分が感じる内面的な変化はとてもありました。まず、すぐ集中できるようになり、さらに持続できるようになりました。前は本を読んでも10分位ですぐ疲れていたんですが、今では1時間、2時間、続けて読めるようになり、集中力+リラックスがうまくできるようになったなと思っています。
速読で「ゆっくり読めば速くなるって?」
医師・男性
医療の中で速読が生きている
速読を学んで、表彰状もほんとに嬉しかったんですけど、速読と出会ったことが大変嬉しいと思いました。随分僕自身にも見る目が変わりましたし、それから、実際の生活に非常に役立っている。医療の中で速読が生きているということが、よく分かりました。

ゆっくり読めば速くなる?
現在は、実際の本を読む速度は、だいたい、1分間10万字はキープできてると思うんですが、先生から最初に、速得とはどんなモノかと、僕が教わったときに、「ゆっくり読めば速くなる」とおっしゃるわけです。全然理解できなかったんですね。「ゆっくり読めば速くなる」、何かな?と思ったんですけど、速読のレベルがだんだん上がってきますと、あんまり速く読もうとする必要がなくなるんですね。普通に読むような感じで、文字というか、文章が流れていきますから、頭で、こう見て、うんうんと納得していく作業が消えていきまして、で、何というか…自然に分かるとでも言いましょうか、たとえば、小説を読むでしょう?小説を読んで感動するのは、速読習得前よりも感動の度合いが深いんですけれども、そこで、描かれている情景が、今自分がそこに参加しているように感じる。ですから、そこでいろんな人が会話している。恋愛の真っ最中のときなんかは、まるで凄く自分が恋愛をしているように、ハラハラドキドキしたり、なんか、こう、「お願い、いかないで!」という感じになります。(笑)そういうように、非常にリアルに、自分の中に文字が入ってくるんですね。

医学雑誌の山が…なくなった。
さて、実際の医療現場にいる私にとって、速読はとても大きなメリットがありました。例えば、僕は医師ですから、医学雑誌が山ほど来るんです。係りの者が、「そんなに読まないなら、やめたら!」というほどたまってしまうんですが、でも、仕事の性質上やめられないんですね。いつ、どんな情報が来るか分からない。どんどん内容が変わったり、定義が変わったり、ある時にはひっくり返ったりするわけですから、それはやめる訳にはいかない。ちょっとでも目を通さないといけない訳なので、こんなにたまるんですね。だから、2,3ヶ月すると、本が机に山と積まれていて、「早く読んで下さい」って書いたメモが置いてあったりするんです。以前はそんな状態でした。 それが、今は、まあ十分な理解度ではないかもしれませんけど、必要なものはちゃんと理解しながら、だいたい全部読んでいくことが出来ます。それから、厚生省(当時)の通達、最近は結構来るんです。この頃は薬剤のインフォメーションもたくさん来るんですね。いろんな製薬会社から「今度こういう注意が加わりました」とか、例えばエイズの問題とか、O-157の問題とか、情報がどんどん流れてきます。こういう書類についても、情報を見逃さず、何の問題なく、自分の中に入れることができる。そういう情報を処理できるとうことですね。これは大変役に立っています。
『写真で撮ったように』や『目を速く動かす』では、全然出来ませんでしたが、NBSで速読を習って…。
30代 M.T(男性)さん
以前は丸暗記でした。
「以前は同じ行を繰り返し読んで、一つの文章を丸暗記するような読み方でした。一冊読み終えるのにすごい時間がかかりましたよ。そんな読み方でしたから、本を選ぶ段階で無駄な時間を使っていました。速読を始めてからは、全く正反対ですね。自然に読みたくなるというか、ほんとさりげなくなんですよ。実際本を手に取って面白くなかったら、途中でやめたらいいやって。もちろん投げ出すという意味ではなくて、自然体で、気軽な読書ができるようになりました。

専門的なものでも、とても速く読めます。
具体的には、軽い内容だったら60%~70%の理解度位で読んでいます。でもやっぱり専門的なものになってくると、それはできません。やれといえばやるんですが、それは意味のない読書というか、やってる時間がもったいないと思うんです。専門的なものはじっくり覚えることも必要ですからね。それでも以前に比べれば、とても速く読み進められます。

本当に有り難いです。
逆に新聞や雑誌を読むときは、理解度40%ぐらいでバ~っと読みます。興味のあるところで理解度を上げる。昔だったら同じ新聞読んでも、見出しをしっかり読んで、面白いところだけを読む感じでしたから。今は全部の文章をワ~とみてピッと止まったり、理解度をグッと上げたり。 とりあえず一度目を通していますし、頭の中を右から左でも一辺通過している安心感があるんですよねぇ。やっぱり気になるところではパっと引っ掛かかりますし。くだらなそうに書いてる見出しでも、実は面白い記事がよくあるんですよ。軽い内容のものは覚えようとしなくても、何かの拍子に思い出すんです。やっぱりザ~っと見ていけるのがとても大きい。こういう読書ができるのはほんとにありがたいですね。」
速読で「自分を活かす!」
32才・会社員 M.A.さん(男性)
本当にできるようになるのか?
私は大阪教室に通っています。ですから、多くても月に2日しかセミナーに参加できません。東京の人に比べると、すごく少ないですよね。月に2日というのは、その2日にかけるしかないわけです。教室に通い始めたころ、私は三重に住んでいたのですが、1回のセミナーに参加すると、交通費を含めてとてもお金がかかる。だから、どれだけお金がかかって、貴重な自分の時間を使うことなのかということが強く頭の中にありました。労力もお金も相当でした。大阪教室って僕と同じような人がたくさんいるんですよ。大阪教室に1回でも来てもらえればわかると思うんですけど、空気が違います(笑)。僕はこういう空気が結構好きで、お互い刺激しあって、昼ご飯も一緒に食べて、練習してきました。
誰もが経験していると思うんですが、「本当に速読ができるようになるのだろうか」と、不安になったこともあります。それでも大阪教室は月に1回しか開催されませんので、その日の集中セミナーでやったことは1ヶ月後に控えている次のセミナーまで、落とさないように自主訓練を続けました。
(補足事項)現在、大阪教室では3時間トレーニングを含め、頻繁にセミナーを行なっております。

マイナス思考がなくなってきた
それから半年ぐらいの間に、マイナス思考が無くなくなってきました。落ち込むこともなくなりましたね。物事って悪く考えれば、考えるだけ悪くなるんですよ。例えば、教室に来て、集中セミナーに参加して授業を受けている時間というのは、自分で選んで来ているわけですよね。それは紛れもない自分の時間なんですよ。その時間をどう考えるかで、その時間は良い方向にも悪い方向にも進んでいきます。マイナスにとらえれば、それだけ損をするんですね。体調が悪いかもしれないし、二日酔いかもしれない。でも振り返ってみると、この伸びた時期というは、そういったマイナス思考がほとんどなかったんです。前半と後半の違いはここですね。

自主訓練
皆さん共通して時間というのはないと思うんですよ。僕も実感として時間がないんです。僕の生活はというと、大阪と名古屋の中間ぐらいに住んでいるのですが、名古屋の会社に通うために歩く時間なども含めると、通勤時間はだいたい2時間ぐらいかかります。コンピュータの仕事をしているのですが、終電で帰ってきて、12時頃帰宅して、そこからご飯を食べて、お風呂に入って、睡眠をとるという生活をしています。単純に考えたら、どこで訓練の時間を作るのかという感じです。
さらには、去年結婚したのですが、家庭での時間というのはなかなか速読には費やせない。口に出して言ってはいないのですが、暗黙的に許されないんですよ(笑)。
そんな環境の中で僕がやったのは、朝の通勤で1時間の余裕をとるようにしたんですよ。通勤に時間がかかるので、みんなより早く出ないといけないわけですが、それよりもさらに早く出て1時間を作りだしました。
要は習慣ですよね。努力という言葉もあると思うのですが、努力の積み重ねが習慣だと思うんですよ。毎朝同じ時間帯に同じことをやっているので、今となっては訓練が歯を磨くこととなんら変わりない習慣になっています。

結局は自分の考え方を活かしていく
僕の経験からいって、誰でも訓練時間を作り出すことは可能だと思います。例えば、たいていの人は昼休みが1時間ぐらいありますよね。1時間なくとも30 分もあれば、訓練ができます。だから、「時間がないからできない」とか「できるように、誰かから後押ししてもらわないからできない」とか、こういったことは速読に限らず根本的な問題ですよね。それをやるかやらないか、どういう気持ちでそれをやるか、というのが大事なことなんですよね。最終的には、何事も自分の問題になってくるわけです。せっかくの自分の時間なのですから、プラス思考でとらえた方が絶対得です。「今、自分はつまずいている」と思っている時は、下向きにマイナス思考で考えているわけですから、まずはその考え方を改善することが大事だと思います。つまり僕が言いたいのは、速読に限らず、要は自分の考え方、とらえ方次第なのであって、それをどう活かしていくかということだと思います。
 
「速読を完全にマスターするコツは、途中でやめないこと」
30代・会社員 M.F.さん(女性)
再開したものの・・・
私が速読を始めたのが4年前でして、今日に至るまでに何回も挫折やら中断やらを経験して来ております。本格的に再開したのが、半年前なんですが、そのとき基本中の基本である見方ができず、1か月半ずうっと足踏み状態だったんです。先生からも「Fさん、この壁を乗り越えられなければ、Fさんこれで終わりですよ」と言われました。先生からもサジを投げられてしまうんではないかと思うほどの危機的な状態にあったのです。

留学が決まって、肚も決まった
それでもなんとか続けられたのは、実は私この夏からアメリカの大学院に留学するんですけれども、向こうの大学院では、毎日200ページぐらいの文献を読んで来なければいけないような宿題が出されるんですね。ですから、これはもう速読にすがるしかないという風に思いまして、なんとしても「アメリカに行く前に速読をマスターしたい」という強いモチベーションが発生したからなのです。加えて、留学までに残された時間が少ないという、お尻に火がついたような状態でしたから「絶対にやれるんだ」と、自分自身を信じられたということ、この当たりが鍵になったのかな、という気がします。そういう風に言いますと凄くもっともらしいように聞こえますけども、言葉を変えて言えば、ただ単純に「やめなかった」ということです。

速く読める以外の副産物
お正月に久しぶりに実家に戻りまして、家にある本を取り出してバーッと読んでいましたら、母親が目を丸くして「あなた、人生もの凄く得をするわね」って言ったんですね。確かに得をします。 でもこの得をするというのが、速読でたくさん速く本を読めるようになるということだけではなく、速読を追求していくことで、それに付随して色んなプラスの副産物が得られるんですね。例えば、私は体力に自信がなくて、元々この速読教室を自分の中で「人間改造講座」という風に思っています。改造という言葉がピンとこなければ、改革とかあるいは改善という風に置き換えてもいいかと思いますが、私にとって、速読を続けて行くということはとりもなおさず、自分自身が抱えているコンプレックスとか弱点とか、本来見たくもないような弱い面に真っ正面から目を向けていかなければならないという、そういう作業の繰り返しだったような気がします。ですから意識の改革、それから体のありかた、そういう精神とか肉体とか全て含めて総合的に自分の内側で大レボリューションが起こって、その結果があくまで一つの成果として目に見える形で速読という風に現れたのではないかなと。逆に言いますと速読を目指すことによって、それに付随してその何倍もの付加価値が手に入るということです。

健全な精神は健全な肉体に宿る
具体例で申し上げますと、あるとき先生にですね、「これ以上伸ばして行くには体に無理がある」と言われたんですね。私は十二指腸潰瘍、腎臓結石、低血圧、貧血、冷え性・・・色々抱えてまして、とにかく体力がないというのが凄くコンプレックスだったんです。でも、その体力のなさというのは精神力でカバーできると信じていました。ところが、先生曰く、「健全な精神は健全な肉体に宿る」と・・・

体力増強月間
じゃあということで一昨年の夏に一念発起して自分の中で体力増強月間というのを3か月間作ったんですね。毎週最低3回はプールに通うことを決めまして、最初は25メートル泳ぐのもやっと、ゼイゼイという感じだったのが、終わりの方になりますと3キロも泳げるようになったんです。自ずと体もしっかりしてきますし、集中を持続させるということが以前ほど苦にならなくなりました。その結果英語の成績も飛躍的に伸びて、最終的には志望校から合格をもらったという大変なおまけまでついてきました。 ここまでがんばれたのも、速読をここで終わらせたくない、もっともっと伸ばしたいという思いがあったからこそで、そのことにより自分が抱えている体の問題に向き合うことがまず出来たかなという気がします。

訓練再開の準備ができた・・・?
半年前に速読を本格的に再開したのですが、今度は精神の問題に突き当たったのです。大体私は完璧主義の所があって、常に自分がベストの状態でないと嫌なんです。ということは自分自身にこうでなければいけない、ああでなければいけない、という風にプレッシャーをかけているわけです。でも、日によっていい日、悪い日、色々ありますよね。訓練に来て調子が悪いときっていうのは「あ、なんか違うなこの前よりどうも自分は後退しているみたいだ。あー今日はもうダメだ」という風にそんな自分に対して烙印を押してたんですね。

自己を客観的に見つめることと、評価を下すことは別のこと
でも、訓練を続けているうちに、「そんな風に自分を否定する所からはなんにも始まらない」ということに、ある段階から気づくようになりました。もちろん自分自身を客観的に見つめることは大切だと思うんですが、そこにいいとか悪いといった判断や感情というのは必要ないんですね。そう思っているときは集中してないということになりますから。それが分かるようなって来ますと、ありのままの自分を受容する心地良さというのが少し掴めるようになってきました。
気が楽になったら、訓練も楽になった・・・すると人に優しくなれる
その頃から訓練が俄然楽しくなったんですね。その訓練の心地良さというのが分かってきてから、うまく自分がリラックスしているときの状態が分かるようになりました。体の感覚というのはほとんどないですし、不安とか焦り、いらだち、そういったものも全然ありませんで、ゆるぎない自分が満ち満ちているという感じなんですね。先生に伺ったら、「脳の中心部を鍛えることによって、生命力が増してくる」というお話なんですが、一生命体としての自信が湧いて溢れてくるといいますか、「我ここにあり」という感覚になってくるんですね。そんな風に自分に自信ができるということは気持ちに余裕ができますから、人に対しても優しくなれます。その結果人間関係もスムーズになります。

見る目が鍛えられる
それから見る目が鍛えられますね。目を鍛えるということは、もちろん視力が上がるということもそうなんですが、それ以上にものごとの本質をも見抜けるようになる気がいたします。ですから表面的な些細なことに惑わされないで済むようになりまして、その結果気持ちが凄く楽になりました。

心にゆとりが生まれて英会話上達につながった
それから英会話が非常に上達したんですね。リスニングもそうなんですけども、スピーキングがですね、なんか考えるより口から先に言葉が出てくるというか、気がつくとネイティブ以上にまくしたててる自分にびっくりするくらいなんです。先生に伺ったら「速読の訓練を通して脳の物事の処理速度が速くなったことによる成果なのではないか」というお話でした。

1万字/分を越えてこそ速読の醍醐味が味わえる
今、申し上げたような色んな変化というのは1万字/分前後ぐらいからダダーッと押し寄せて来たんですね。今日これだけは是非申し上げたいなと思って来たんですが、1万字/分を越えてからが、本当の意味での速読の醍醐味を味わえるのではないかなと思っています。1万字/分からが速読の真価です。私の場合、脳内変化が如実に起こっているというのが実感できたんです。それが、ジンジン痛いような感じなんですね。気持ち良くリラックスしているときは、頭頂部から脳内麻薬なのかアドレナリンなのかよく分からないんですが、そういう分泌物がまさにシャワーのようにわーっと降り注いでいるというのが、本当に実感としてあるんです。ですから脳がめまぐるしく動いていて、進化しているな、とか、新しい回路が出来ているな、という感覚がありました。

「イメージは苦手」でした
私は決してイメージが得意な方ではありませんでした。速読を始めたばかりの頃は、イメージと言われますと、これ幸いとばかりに休憩時間と思っていたんですね。それくらい不得手だったんです。でも、今では夢の中でやろうと暗示をかけている訳でもなんでもないのに、自然に夢の中でイメージが出て来るんです。それが非常に字が黒々としていて、楽に軽くサーッと読めるんですね。

投資回収率について
こうした脳の変化が起こって来たのがやっぱり1万字/分前後からです。先ほど申し上げた英語が飛躍的に伸びたりというのもその頃からでした。私の感覚で言いますと、1万字/分未満で速読をおやめになる方というのは、恐らく投資した額の6割ぐらいしか回収されてないんじゃないかなと思います。逆に10万字/分いかれたら、その10倍以上の効果はあるのではと思うんです。

速読ほど、日常生活で応用が効く習い事はない
ちょっとそれとは逆説的になりますけど、速読ほど応用が効いて日常生活に使えて、どこででもそして一人でも練習ができて、実践的でかつ1回来る度にその成果がはっきり分かる習い事というのはないと思います。私、今まで色んな習い事を試して来たんですけど英会話にしても相手がいないと会話の練習になりませんよね。でも速読というのは例えば電車の中ででもイメージトレーニングが出来るわけです。それから1日活字に全く触れないで生活するということはほぼ不可能ですから、看板1つとっても活字ですし、本当にどこでも練習できます。生活の中にどんどん応用することが出来るわけです。

「アナザーワールド」をぜひ体験してみて下さい
こんな風にお話してくると、なんか私が特殊な能力があったんじゃないのかと思われるかもしれませんが、本当に全くそういうことはありません。ただ単にやめないで来たという、その結果がこういう状況だというだけのことです。3万字/分、5万字/分くらいに来たときというのは、あっ何か自分のステージが変わったな、次元が変わったなという感覚があったんです。ですから是非皆さんにもアナザー・ワールドを体験して頂きたいんです。本当に別世界ですから・・・。